犬服の製作を本格的に初めてもうすぐ一年が経とうとしています。全国または、海外の沢山の方よりご注文を頂ける嬉しさ感じつつも、もっと色々な事を改善しなきゃと奮闘する毎日を送っています。私達がイタグレBuono!を飼っていると言うことから、イタグレ服を中心に製作をしておりますが、時々、他の犬種の飼い主さんからもお洋服作りのご依頼を頂けるようになってきました。そして積極的にイタグレ&ウィペット以外の犬服製作もお受けするように心がけております。
目次
最初の頃はイタグレを中心とした犬服を製作していた
イタグレ以外の犬種は小型犬と言われる以下のような犬種を対象とした服のみを製作していました。それ以外の犬種の犬服製作には消極的でした。
#チワワ #マルチーズ #トイプードル #ポメラニアン #ペキニーズ #ブリュッセルグリフォン #ヨーキー #ヨークシャテリア #ジャックラッセルテリア #パピヨン #シーズー #ミニチュアシュナウザー #ウェスティー #ミニチュアプードル
ちなみにチワワがARATA HOUSEの小型犬服を着るとこんな感じ。
そしてブリュッセルグリフォンがARATA HOUSEの小型犬服を着るとこんな感じ。
なぜイタグレ&ウィペットと上記のような小型犬に限定していたかと言うと、それ以外の超小型犬と言われような小型犬や、中型犬になると先ず私達が飼った事がないので、お洋服を製作する際のイメージが具体的にもてないことと、オーダーを頂いたワンちゃんに合わせて型紙を一から起こすと言うことが必要になるので、通常の3倍〜5倍ほどの時間がかかる事が大きな理由でした。
なぜ最近は色々な犬種の犬服を製作するよになったのか!?
大きな理由としては次の2つです。
- ご依頼を頂ける嬉しさ、喜んで頂ける嬉しさ
- 犬服全般に関する知識、技術の向上
先ず「ご依頼を頂ける嬉しさ、喜んで頂ける嬉しさ」 とは、物作りを通して、それを利用して頂く方が喜んで頂ける事は製作者として、金銭的に満たされる事よりもとても嬉しい事です。そして何より、無数にある犬服屋さんの中から「ARATA HOUSE」を探し、選んで、ご注文を頂ける事は、人と人が出会うようなもので、この出会いに嬉しさを日々感じています。
ご注文を頂く度に、今日は「高知の方だぁ」「愛知の方だぁ」「長野の方だぁ」とか「寒いのかなぁ」「お年がいったワンちゃんだぁ」「パピーちゃんだぁ」などと、なんでARATA HOUSEを選んでくれたのかと、ついつい背景を考えながら嬉しさを味わっています。
次に「犬服全般に関する知識、技術の向上」ですが、イタグレ服でもまだまだ改善をしなければならない点は色々とあると感じています。例えば季節が異なる時に、縫い方、ミシンの使い方をその季節に合わせてあげる事によって、より着るワンちゃんにとって着心地が良い服となり、強度も増す事がわかってきました。
そして、イタグレ以外の犬種のワンちゃんのお洋服を製作する事で新しい発見をする事も多いのです。「より強度を出す縫い方」「細部の納め方」などの技術的なことから、「ここは生地が柔らかい方がいいんだぁ」「ここは長さがいるんだぁ」と言った犬種ごとの特製からくるサイズや生地選びの犬服全般に関する知識のことなどです。
この2つは私達にとってとても大切な事です。だからこそ最近ではイタグレ以外の犬種でも、ご依頼を頂けるのならば積極的にお受けするようにしています。
結果的にイタグレ服もより良くなっていく
色々な犬種のお洋服を製作させて頂く事で、結果的にはイタグレのお洋服も毎月マイナーチェンジ(小さな変更)をする事が出来ています。最初の頃に製作したお洋服と、今のお洋服を比べると全く別物ぐらいに差が出ています。
このように日々、成長できているのは私達の製品を選んで頂いている方が多くいるからこそです。そして私達が目指している物作りは。
本当に良い製品は使う人を成長させ、使う人と共に味わいがでるものだ。そして、いつかは壊れるその時にブランド名や作り手の名前を思い出す、それこそがブランドとしての本当の刻印となる。
記事元:イタグレ用首輪を仙一犬具製作所さんで購入してから409日が経った
どんな物でもそうだけど、細部に拘れるかどうかで、物の善し悪し(長持ちするかどうか、使い心地)が変わってくる。細部とは、建築で言うところの木材と木材のおさまりである。おさまりが行き届いている建築物は長年の雨風にも強い、そして、過剰な装飾を施さなくても、優れたデザイン性を兼ね備えている。
記事元:「Mother of Yotchan」イタグレポンチョを編む。
時間はかかりますがこれからも、楽しいので犬服を作りを極めたいと思います。ここまでが 「ミニ日本テリア&サルーキのお洋服を製作して感じたこと」です。それでは、それぞれの飼い主さんがSNSにメッセージとお写真をUPしてくれていましたのでご紹介します。
ミニ日本テリアのハナピちゃん。
引用元「hanapi_imani」さんのinstagramより
ハナピちゃんは体重1.6kgと、とっても小さなワンちゃんです。どのお洋服を着てもとっても可愛いです。最初にご依頼を頂いた時にこれだけ小さなワンちゃんのお洋服を製作した事がなかったので、「お時間はかかりますが宜しいでしょうか?」と「何度かメールと郵送でのやりとりをお願いしますが大丈夫ですか?」とお聞きしたところ、快くOKを頂けたので安心して製作する事が出来ました。
とても皮膚がデリケートなので生地選びや生地の納め方に少し課題も残りましたが、こういった製作のチャンスを頂けて、とても充実した日々をおくれました。機会を作って是非、ハナピちゃんに会いたいです。
「hanapi_imani」さんのinstagramを見ていると日本テリアのラインスタンプを見つけたので早速、よっちゃんのスマホにDLを。俺的にはこの3つが好き。「プッ きゃっ」「さむさむ」「ズコッ」(笑)詳しくは「日本テリア☆祭り!」をみて下さい。モデルはハナピちゃん!?(笑)
淡路島にも遊びに来てね♪
サルーキのジュリアちゃん。
引用元「@runkanonrara」さんのtwitterより
ドッグランへ行ってきましたぁ~(^_^)v ジュリアが着ている桜色トレーナーは、ARATA HOUSEさんで無理をお願いして、作って頂いたんですよ♪ デザインと色が可愛いくて、絶対ジュリアに似合うと思って…(*´∀`)お気に入りです♪ pic.twitter.com/ExACoJJhVT
— チカブーにゃん (@runkanonrara) 2014, 11月 22
サルーキのジュリアちゃんは以前「「お客様からのメッセージ」驚き!!!全犬種中最速「サルーキちゃん」のお洋服をご注文いただいた!」にも登場したワンちゃんです。
あれから少し時間が経過しARATA HOUSEで「ロンパース|トレーナー|選べる3カラー」を販売した際に、興味をもって頂きジュリアちゃんのお洋服をご依頼頂きました。実はサルーキサイズでロンパースを上手く製作できるか不安な部分が多かったので「お時間を下さい」とお願いをしました。
ツイッターでは「ARATA HOUSEさんで無理をお願いして、作って頂いたんですよ♪」と書いて頂いていますが、本当は私達がどうしても製作したかったのです。だって、サルーキのジュリアちゃんにちょうど良いサイズのトレーナーが製作できたら、とっても可愛いと感じてしまって(笑)我が侭を聞いて頂きありがとう御座います。
可愛さと、格好良さに、写真を見た時に感動しました!! ジュリアちゃんにもBuono!と遊んで欲しいな♪
製品の完成までどんな遣り取りをしてるの?
こうしてミニ日本テリアのハナピちゃん。サルーキのジュリアちゃん。に無事にお洋服をお届けできてホッとしています。こうした機会を作って頂きありがとうございました。では実際に製品の完成までにどんな遣り取りをしているかをご紹介します。
- 気になるお洋服にお問い合わせをメールで頂く
- ワンちゃんのお写真を数枚メールで頂く
- サイズ、デザイン、価格を確認して頂く
- ご注文を頂く
- サンプル生地で仮縫いをする。
- サンプルのお洋服を着て、サイズ感を確認
- サンプル服を返却して頂く
- サイズを微調整して、実際の生地で製作します。
最初にメールを頂いてから、お手元にお洋服が届くまでに30日〜60日ほどかかります。こんな感じで、型紙がない犬種のワンちゃんや、特殊なサイズのワンちゃんの製作を進めています。
型紙があるワンちゃんの犬種
含まれていない犬種の場合もお気軽にお問い合わせ下さい。
#チワワ #マルチーズ #トイプードル #ポメラニアン #ペキニーズ #ブリュッセルグリフォン #ヨーキー #ヨークシャテリア #ジャックラッセルテリア #パピヨン #シーズー #ミニチュアシュナウザー #ウェスティー #ミニチュアプードル #ミニ日本テリア #サルーキ #ウィペット #イタグレ
終わりに。
ARATA HOUSEの犬服は通常で14営業日、型紙がないケースで30日〜60日ほどのお時間を頂いております。愛犬とのんびり、気長にお待ち頂けると、製作者も焦らずによりクオリティの高いお洋服をお届けできます。マイペースだけどこれからも宜しくお願いします。