前回の犬のグルーミング|シャンプー・お風呂【犬の育て方 vol.51】の②で出てきた
目次
「肛門絞り」のやり方をお話しします
肛門の左右に肛門嚢(こうもんのう)と言う、ニオイのきつい分泌液の袋があります。それを絞り出す事を「肛門絞り」や「肛門腺絞り」と言います。たまに、ウンチをした際に一緒に液体がポタッと落ちるのを見たことはありますか!? この様に自然に出る子もいます。 袋に分泌液がたまっていると、床におしりをこすりながら前進する姿が見られます^^ たまに、絞った後でも、このしぐさをすることがあります。
では、なぜお風呂の際に「肛門絞り」をするかと言うと、「とっても臭い」「飛び散る」からです。。。 あと、オシリ尻尾を触られると嫌がる子がいます。あまりにも嫌がってできない子は、プロのトリマーさんにお任せしましょう!!
絞り方!
①尻尾をしっかり上に上げます!犬は立たせた体制にしとく。 動く子は、2人がかりで、一人は愛犬を固定、もう一人が尻尾を持ち上げもう片方の手で絞る。
②肛門の左右に、親指と人差し指を持って行き、肛門腺をつまみます。 肛門をつまむ感じですね!つまめる感触があるという事は、袋に分泌液が溜まっているという事です。
③はさんだ指で少し揉んでから、肛門から液を出すイメージで押し出して下さい。 顔を近ずけていたら、顔に飛ぶ場合があります!要注意ですよ。そんなに溜まっていなければ、ジワ~と出てきます。色は、犬種によってさまざまです。白・こげ茶・ベーッジュなどなど。
大切なこと
とても、やりずらい事ですか、小型犬の場合は定期的にしなければ、肛門嚢が破裂してしまったり、炎症する場合もありますし、分泌液が中で固くなり、絞り出しにくくなってしまいます。 まめに、トリミングに出されている方は、その度にトリマーさんがして下さっていると思うので心配ないのですが、トリミングに出していない方は、自宅でチャレンジしましょう。
我が家の出来事
我が家のイタグレBuono!は自宅でしています。と言うか。。ありがたい事に、排泄した時に出てくれるので、毎回のお風呂ではしていません。 とっても嫌がるんでやりずらいからホント助かりました。。。 「肛門絞り」をするときは、主人と一緒にお風呂に入れた時に、主人に固定してもらい、私が絞り担当です。 あまり溜まっていないので、まず肛門をつかみにくかったですね。 少し強めに押しあげたら少しでました。飛び散らなくてよかったです!笑
思ったことは、あまり「どうやるのかな?」「この場所であってるかな?」と深く考えなくても、肛門をつまんで押し上げる!これでできますので是非やってみてください! 本当に無理なら、無理せずトリマーさんに頼みましょう!
次回は⇒犬のグルーミング|ドライ・お風呂【犬の育て方 vol.53】