一時期はブランドタグの有無を選べるようにしていましたが、愛犬にとって少しでも危険があるのであれば付けない方が愛犬の為です。
目次
1つ目の理由は「誤飲の可能性がある」
お洋服に装飾(タグ、ボタンなど)を付けると犬が誤飲する可能性があるからです。特に1才未満の犬の誤飲が多いようです。ARATA HOUSEでお洋服のデザインを出来る限りシンプルにしている理由の1つでもあります。シンプルなお洋服だと破れて無くなった部分、糸ほつれなどにも気がつきやすいです。誤飲事故件数は年々増加傾向にあるようです。
誤飲とは、本来食べるものでない〝モノ″を飲み込んでしまう事故です。焼き鳥の串、飼い主さまが服用する錠剤、おもちゃ、タオルなどの布製品など、多種多様な〝モノ″による事故が報告されています。また、アニコムの保険金支払い総額で第7位の疾患にランキングされるほど、身近な来院理由となっています。フォークやナイフなど鋭利なもの、タオルや紐など胃や腸で絡まる恐れがあるものを誤飲した場合などには、死に至る場合もあります。再発性も高く、繰り返し誤飲する子も少なくありません。
引用元:STOP誤飲プロジェクト
異物誤飲とは
ワンちゃんはヒトが思ってもみないものを食べてしまうことがあります。特に子犬ちゃんは、色々なものを誤って飲み込んでしまうことが多いので充分に注意をしてください。異物誤飲での通院割合を調べたところ、1歳以上のワンちゃんと比べ1歳未満のワンちゃんのほうが異物誤飲で動物病院に通院する割合が4倍も高いことがわかっています。(アニコムデータラボ調べ2007.7.20)。異物誤飲をしてしまった場合に、その異物の種類によっては命に関わることもありますので注意が必要です。
引用元:異物誤飲 | ワンちゃんの病気(50音で調べる) | どうぶつ親子手帳
2つ目の理由は「モノづくりの大切さを忘れないため」
以前書いたブログからの抜粋ですが、今読んでも基本的な考え方に変わりがないのでそのまま抜粋します。
番組の途中によっちゃんをみると泣いている。涙を出している。嬉しさと喜びで涙が溢れたのです。こうしてブログやSNSで紹介しない限り、ARATA HOUSEの犬服と気づく人はほとんどいないだろう。ARATA HOUSEの犬服にはブランドタグを付けていないからだ。
なんでわざわざブロブに放送される事を書いたかと言うと、今までにたくさんの方にARATA HOUSEの犬服を選んで頂いている、そんな方の支えがあって日に日にお洋服の質が良くなっている。その結果、公のテレビに映る日がきた。たった30分の番組と言う人もいる。でもその番組を製作するのにも多くの人の力がいる。30分であろうが、2時間であろうが想いがこもっていれば見る人の心に残る。Tさんの伊太郎くんへの想いがわかる。そんな番組をARATA HOUSEのお洋服を愛用して頂いてる皆さんに見て欲しかったからだ。皆さんのおかげで「数ある犬服屋さんの中から選んで頂けるようになりました」と、伝えたかった。
中にはブランドタグを付けていない事によって、安ぽく感じたり、お洒落に見えないと感じている人もいると思う。でもタグを付けないとARATA HOUSEの犬服と解ってもらえないようじゃ、作り手としてまだまだ修行が足りないと思う。例えば、高級なアンティーク家具に作り手の名前や、ブランド名が入っていることは殆どない。それは伝統的な日本の木工細工もそうだ。
ブランドタグを入れると言う行為は作り手として安心感を得てしまう事もある。時にはタグが無い事によって類似品や、デザインをコピーされることもある。でも、それで良いと思う。周りに影響を与えれるような製品を作れないといつかは潰れる。いちいち真似をされる事を気にするなら、物作りは早めに辞めた方がいい。真似をされる事を恐れていては製作者本人の心が疲労してしまう。見た目やデザインは真似を出来ても、製作方法を真似する事はとても難しい、使い手は使ってる内にそれがどこの製品なのかわかると思う。以前にも書いた事だが、いまでもそう考えている事がある。
記事元
よっちゃん、嬉し泣き!ARARTA HOUSEの「犬服」を着たイタグレ伊太郎くんがテレビに出演した日の話
本当に良い製品は使う人を成長させ、使う人と共に味わいがでるものだ。そして、いつかは壊れるその時にブランド名や作り手の名前を思い出す、それこそがブランドとしての本当の刻印となる。
記事元
イタグレ首輪を仙一犬具製作所で購入してから409日が経った感想
実は今回お送りしたお洋服には縫製が弱い部分があったようで、そのことも丁寧に教えて頂きました。縫製が弱くなった原因を考えて頂き縫製をこうしてみたらどうですか?とアドバイスまで頂けたことには本当に感謝しています。お客様に製品を販売する上で、完璧な製品である事はとても大切なことですが、完璧な製品は長い年月をかけて作られていくものだと感じています。時間の経過の中で作品をご利用頂く方の様々なお話を聞きながら、少しずつ改善していく、その事によってより御利用を頂く方に寄り添ったお洋服や製品になっていくと考えています。どんなに美しい花も突然、目の前に現れるわけではなく、土や水、太陽の光、蜂などの生き物、たくさんの関わりがあり始めて綺麗な花を咲かせるのでしょうね。
記事元
「お客様からのメッセージ」たくさんのお花に包まれる可憐なItalian Greyhound♪
よっちゃんの涙には皆さんへの感謝の気持ちと、自分が製作した洋服を伊太郎くんが綺麗に着こなしてくれている嬉しさ、タグが無くてもそこに映っているお洋服が自分の製作したものだとわかる達成感、そんな事を考えているうちに嬉しくなり涙が溢れたのだ。
そんなよっちゃんの姿をみて、ビールの飲みながら気楽にテレビを見ている俺は言った。
「これはご褒美だね!今日までの行動が大きなご褒美になって届いたね」と。行動と一言で言ったが、この日まで私達が想うがままのお洋服作りを貫いてきた。デザインを考える事、製品をつくること、よりも「想うがままのお洋服作り」を貫き通す事が一番難しい。
この日の嬉しさや、幸せな気持ちはどんなにお金をかけても買える物ではない、でも私達のお洋服を選んで頂く方にはお金をお支払いして頂いている。だからこそ、私達のお洋服を選んで頂いた方にも、同じような気持ちになって頂けるようにこれからも想うがままに犬服を作り続けようと想う。この日やっと犬服屋さんとしてのスタートラインに立てたように感じる。
ここまでが「よっちゃん、嬉し泣き!ARARTA HOUSEの「犬服」を着たイタグレ伊太郎くんがテレビに出演した日の話」の引用です。ブランドタグのありかたをこんな風に考えています。要はブランドタグをつける事によって、作り手として本当に大切にしないといけない事を忘れていってしまいます。
ブランドタグと言えば、Amazon出店の際にこんな出来事もありました。
Amazonにも伝わった「ブランドタグが無くてもブランドです」
Amazonに向けて商品を出品する際に審査担当者の方から「お洋服にブランドタグがないとブランド認定ができません。」と言われました。しかし、私たちのお洋服はタグを付けない事を大切にしていたのでその事メールや電話でいちから説明をしました。
担当者の方と何度かやり取りをして「ブランドタグを付けない理由」「所在地が明確であること」「タグはないけど発送時にARATA HOUSEと分かるようにしていること」などをご理解いただき後日、正式にブランド認定をしていただき出品できるようになりました。
現在は商品のお届けまでにお時間を頂いているのでAmazonでの販売は中止しています。Amazonを利用される方は早い発送を希望される方が多いですので、対応できるようになれば再開します。
このような理由でブランドタグを付けていません。
一時期はブランドタグの有無を選べました
私たちのお洋服を選んでくれる皆さんの想いはいろいろあります。
例えば、
- ARATA HOUSEのお洋服を記念日にプレゼントしたい。1年に一度の誕生日や、我家に来たうちの子記念日など、その時の記念になるようにお洋服を感謝の想いを込めてプレゼントしたい。
- いつかはARATA HOUSEのお洋服を愛犬に着せたい。ARATA HOUSEのお洋服を購入する為に少しずつお金を貯めて購入いただく方もいます。ARATA HOUSEのお洋服でなければ同じ金額で2着、3着と購入出来るかも知れないけど、それでもARATA HOUSEのお洋服を選んでくれる想い。
- その家族、ワンちゃんにとっては一生で1着のお洋服を選んでくれているのかもしれません。愛犬が亡くなる直前にお洋服をご注文頂いていたのですが、残念ながら間に合わずにお洋服を着せてあげれなかったという事もありました。
こういった事を考えた時に、私たちは写真を見ただけでARATA HOUSEのお洋服とわかるけど、そうじゃない方でも自信をもってARATA HOUSEのお洋服を着れるように、よっちゃんが手作りした温かみが伝わるようにしたいと思うようになりました。
ですが現在は愛犬にとっての安全性を優先してブランドラグは付けていません。
お洋服のブランドタグの有無を選べます(現在は利用できません)
基本的には今まで通りお洋服にブランドタグは付けませんが、飼い主さんの好みによってオプションでブランドタグの有無を選んで頂けます。
ブランドロゴはよっちゃんが手書きをした「淡路島から見える真っ赤な太陽」をモチーフにしています。一日に終わりに夕焼けを見ると今日の、嬉しかったこと、楽しかったこと、苦しかったこと、辛かったこと、全ての気持ちを優しく包み込んでくれます。ARATA HOUSEのお洋服を着たワンちゃんをそんな太陽のように優しく包み込んであげれるようにブランドタグにも「淡路島から見える真っ赤な太陽」を入れました。
ブランドタグは「品質の高さ、織りの丁寧さ、手触り、美しさ」を再現してくれる専門の会社に依頼をして製作しています。またお洋服に取り付けるブランドタグは4パターンから飼い主さんの好みによって選んで頂けます。
- お洋服の表側にロゴマーク(写真左)
- お洋服の表側にARARA HOUSE文字(写真右)
- お洋服の裏側にロゴマーク
- お洋服の裏側にARARA HOUSE文字
お洋服の表側にブランドタグを付けて着用するとこんな感じになります。ブランドタグの大きさは約1.5cm角ですのでお洋服デザインの邪魔をする事はありません。