目次
今年もあとわずか。
2016年もあと1週間ほどで終わろうとしている。この時期は日々、お洋服作りに追われるがそれが充実した日常でもある。あと10名ほどの製作が残っている、それが終わると少し長めの冬休みとなる。
そんな日常の楽しみの1つが全国の皆さんから届く愛犬との日常写真。いろいろな地域から届く色々な暮らし。可愛かったり、面白かったり、かっこ良かったり。メッセージに喜び、1つ1つ丁寧にと改めて思う。そんな写真の中に俺の好きな写真を見つけた。
めんどくさいから、生まれる。
犬服を製作する前後に「4枚の写真」を依頼することがある。詳しくはこちらの記事を。『犬服のサイズ感が解りやすい「4枚の写真」と「撮影方法」を解説します』作り手として知りたい事と、使い手として伝えたいことが必ずしも同じとは限らない。ほとんどの場合で知りたいことが含まれていない。だからお洋服の作り手としてどんな写真がなぜ見たいのかを記事に書いた。
正直、記事通りの写真を撮ろうと思うと場所を選ぶし、愛犬も思うように待ってくれない。だから飼い主さんにとっては「めんどくさい」作業になることが多いと感じる。でもそのめんどくさいを続けているとお洋服を着た愛犬の色々な表情を見ることができ、結果的にどこをどういう風に調整すると愛犬にとって着心地が良く、愛犬のスタイルを綺麗に可愛く見せてくれるかがわかってくる。
犬服のサイズ感が解りやすい「4枚の写真」をミニピンの碧☆が再現してくれた。
真横から。チラッと写る手からその時の雰囲気を感じる。首周りから着丈までの感じ、腕周り足回りをみる。
正面から。多少、正面じゃないけど・・・正面からの写真も届いたけどなぜかその写真は「間違って送信」と書いてあっからブログには載せないでおこう。その写真からは腕周り、首元の着心地をみる。
真上から。服が身体に沿っている。変な弛みもなくいい。上からの着丈も綺麗。
後ろから。何といっても一番、難しく。一番、俺が好きな角度がこれ。お尻周りのフィット感、後脚の着心地。後ろから見た時のバランス。風情がある。
どの角度から見ても良いバランス。このお洋服は上質なイタリア製のニットジャガード生地を使用している分、飼い主さんの採寸がとても重要になってくる。とても綺麗に採寸してくれたからこそのこの出来上がりだと感じる。
滑稽な風情
冒頭のうさこさんのインスタの中に「なかなかに滑稽な風情」という言葉がある。
- こっ‐けい【滑稽】 笑いの対象となる、おもしろいこと。おどけたこと。また、そのさま。「滑稽なしぐさ」
- ふ‐ぜい【風情】 風流・風雅の趣・味わい。情緒。「風情のある庭」
意味はざっとこんな感じ。愛犬を撮る風景は他人からすれば面白いし、味わいがある。面白い捉え方だと感じる。そんな写真が好きだ。
終わりに。
うさこさん色々な滑稽な風情ありがとう。この低いアングルから家族の日常が伝わってくる。そして、ちょろっと写るHapiを見て坂道で休憩するシーンを思い出す。
Photo usaco59 Thank you.