目線の先に。
Sumikoさんのこんな一言が印象的だった。「散歩の時に一番見えるのはお尻だから♪」
その通りだ。斜め上から愛犬のお尻を見ながら散歩する。だからお洋服のお尻部分のディテールがとても大切になる。
2枚目の写真のお尻も綺麗だと思うがSumikoさんの中で少し違った様で
「それから、この間のオーダーで、内モモにかけて、食い込まない様に、大きめに開けてもらいましたが、もう少しだけ、お尻見えない様にしてもらえるでしょうか?とっても微妙なオーダーですみません?見てもらったら1番わかりやすいのですが、文章で表現する難しさ?」
よっちゃんの返事「お尻部分から内ももにかけて-1㎝開けましたが、お尻部分だけ05㎝から1㎝お尻が隠れるように型紙を戻すとゆう事ですね!?」
さらにSumikoさんから「お尻の見え方、アバウトな言い方しかできませんが、モク天竺紺色の、ロンパースと、ポンバーヒートのロンパースの、中間ぐらいの見え方で。
其々の生地が違うので、そんなに大差ないと思いますが 」
とお洋服をお渡しするまでこんな感じでやり取りを繰り返す。
一見、面倒だし手間にも思えるが実際に製作をするよっちゃんの想いは違う。
「製作するからには愛犬と飼い主様の満足、納得の物を製作したいですから、伝えてもらえて、こーかな?あーかな?とやりとりして形にできる!これぞものづくりの楽しさですね?」
そう!折角、時間をかけて製作するのだから喜んで欲しい。この1点に対する想い。
だから何度もやり取りを繰り返し、曖昧な部分を消していく、そして型紙を作り直しては、微調整をする。
時々、俺が聞く。
「このお洋服が出来るまでにどれぐらい時間がかかった?」と
お洋服作りは縫製だけはない。注文の確認に始まり、細部の確認、型紙調整などなど時には1日1着も完成しない日もある。
一生懸命に製作した事が報われるのがお洋服を着た愛犬を見た飼い主さんからの言葉。
Sumikoさんからも「お尻の開き具合、パーフェクトですよね〜?満点です」
と嬉しい言葉を頂いた。それが1枚目の写真のお尻。
katy♡お尻部分の着心地はどうですか(笑)
3枚目の写真のポージングが好き。
そしてBuono!が4年間愛用してヨダレも、Buono!臭もたっぷりしみついたお洋服を着て可愛いポージング。
好みや、考えは暮らしの中で変化する。その変化が愛犬に寄り添っている事が大切。目線の先に、いつも愛犬がいる幸せ。
ありがとう。