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漁船が漁に出る夜明け前に
時刻はam3:30。空腹で目が覚める、昨日の夜ご飯をいつもより早いpm5:30頃に食べたのが原因、間食も夜食もなく布団に入ったので食欲に睡眠欲が負けた。仕方がない起きよう。朝ごはんは昨日の夜から考えていた「蓮根揚げ魚介のダシが香るカレーうどん」を作ることにした。朝ごはんを作り始めたら外から漁船が出港する音が聞こえてくる。蓮根を薄切りにして軽く素揚げにする。鍋に魚介出汁を作りカレールーを溶かす。うどんを茹で、仕上げに軽くとろみをつけて完成。
時刻はam4:30。よっちゃんも起きていたので一緒に食べる。朝から「美味しいなー」と言いながら。そして夜明けが近づく。しかし外はまだまだ暗い、散歩に行くわけにも行かないので普段、なかなかゆっくり書けないことをブログに書くことした。
ハンドメイドで犬服を製作していて嬉しい事
モノづくりをしていて嬉しいなあ、と感じる瞬間はいろいろあるけど、製作したモノを利用した方からの感想は飛び抜けて嬉しい。俺たちがメインで製作しているのは犬服。俺たちと言っても実際は99%はよっちゃんの手作業で残り1%が俺の手作業。100人の飼い主さんに同じように犬服を製作しても、100人全ての人に喜んで貰えるわけではない。それはそうだ。生きてきた環境が違えば、考え方や感じ方が違う、その違いを埋めるのは時間がかかるし無駄な労力に終わることも多い。だから俺たちが製作するモノが好きだと感じてくれる人に届くのが一番いい。だからこそ、ブログでは「感じたこと、想ったことをそのままに。」に書くことを大切にしている。ショップページでは無駄な装飾や演出はせずに、どういった服かが伝わることを心がめている。もちろんまだまだ改善して行かなければならない事もあるけど、いきなり全てを改善する事は出来ないし、そんなに急ぐ必要もない。ゆっくり、ゆっくりマイペースにやって行けばいい。
何せ俺たちの服はこんな事をメインテーマにしているから。
- シンプルで着心地がいい
- Buono!に着せたいと想える
- 80才のよっちゃんが製作する服
「犬服を作るということ」より
そう「80才のよっちゃんが作る、Buono!に着せたい服」だから最初にデザインを考える時に他の犬に似合うかどうかは考えない。考えてるとキリがない。なにせ月に50匹を超える犬の服を作るのだから、新作を出すたびにあの犬にはこれが似合って、あそこの犬にはこれが似合うなんてやってたらいくら時間があっても足りないし、たぶん楽しさも薄れて行く。だから皆さんの愛犬と向き合うのは「フィッテングセッション」の時にする事にしている。それにはこんな理由もある。メールやSNSでいくらやり取りをしても、冒頭にも書いたが「生きてきた環境が違えば、考え方や感じ方が違う、その違いを埋めるのは時間がかかるし無駄な労力に終わることも多い。」お互いに何十年も違う環境で生活をして来て、その考えをたった数回のやり取りで汲み取る事はできない。ましてや触れた事もない犬の性格や、体調を知ることなど不可能に近い。だから新作を考える時はBuono!の事を中心に考える。それが結果として、皆さんが愛犬の犬服を選ぶ時の、着心地だったり、可愛さ、格好良さを感じてもらえるきっかけになれば良いと想う。
こう書いてしまうと他の犬の事をほとんど考えていない犬服屋になる。まぁ、実際のところそれほど考えていないと言われれば考えていない。皆さんの愛犬の幸せは、それぞれの飼い主さんが考えればいい。でも少しずつ皆さん好みや、皆さんの愛犬の性格や、体調を知ることが出来る方法がある。それは実際に犬服を着用してもらってその感想を頂くことで、同じデザインの同じサイズの服でも、あの方はこう感じ、この方はこう感じたと俺たちは少しづつ皆さんとの時間を埋めて行くことが出来る。
以前はよくメールにこんな事を書いていた。「採寸していただいて、希望のサイズでお洋服は制作させて頂いています。 ですが、どうしても1着目からジャストなサイズになる事はありません。 それはお洋服の生地、デザイン、そして飼い主さんの好み、着用頻度、各家庭の洗濯の仕方や回数も影響するからです。 好みと言う曖昧なニアンスをお洋服に表現する事は1着では不可能です。 もし1着目からジャストと言うお洋服が出来たら、その時は「ラッキー」なのです♪ 1着目の基準があるからこそ、サイズについてのやり取りで2着目、3着目と飼い主さんの好みに合わせて調整を行なって理想に近づけて行けれるのだと思っています。」と。当然、Buono!がショップで綺麗に着こなしているように見えるのも、よっちゃんが何着も、何着も製作しては俺たちの好みに近づけているからで、つい最近も少しBuono!が成長したようだから、1cmから2cm大きくしてみようと、大きくしたサイズで製作したら、いつも感じ入る格好良さ、Buono!の良さが半減してしまったという事もあった。
前置きが長くなったが、ようは皆さんから頂く感想が、皆さんの愛犬の次のお洋服へと生かされていくのです。メールや、SNSを通していただくメッセージにはその都度、お返事をしていますが今日は普段、お返事をしていないショップのレビューをいつくかピックアップしてお返事します。実際のレビューはショップの各お洋服の下部で読む事が出来ます。
皆さんから届いたレビューへのお返事
まず初めは「2016.RELAX|MINIATURE PINSCHER 桜 × ARATA HOSUE コラボレーション」に頂いたレビューからです。
洋子さんより「ロンパースは初めてだったのですが、とっても着せやすく、とても丁寧で着る子の事を考えて作ってくださって本当に感謝です。デザインもめちゃめちゃ可愛い。エディのお気に入りで毎日寝るとき必ず着ています。これからもよろしくお願い致します」
こんなメッセージを頂けるとは、最初にこのメッセージを読んで感じた事は、エディのお洋服を製作できて幸せと言うこと。このお洋服は「ARATA HOUSEお洋服をいつも可愛くお洒落に、そして時にはかっこよく着こなしてくれるミニチュア・ピンシャーの桜さんとARATA HOUSEがコラボレーションして「RELAX=リラックス」をコンセプトに製作しました。 今回のコラボレーションお洋服は、着心地の良さやミニピンらしいシルエット、お家はもちろん、旅好きな桜さんが旅先でもリラックスできる色やデザインにこだわって作り上げた「いつもの」お洋服です。」がテーマなのできっとこのメッセージを見た、桜さんの飼い主のMさんも嬉しいと思います。なんと言っても寝る時に着てくれていると思うと、洋子さんとエディの暮らしに少しお役に立てているように勝手感じて充実感も湧いてきます。そして、褒めて伸ばされたいと、いつも言っているよっちゃんにとっては、最高の言葉です♡
続いてはこちらのお洋服「アルファベットカジュアルスポーツ」に頂いたメッセージです。
rumelさんより「とても素敵です!着せてみましたが着やすいようでまったく気にせず過ごしていました。また別の服もオーダーしたいと思います。」
rumelさんの愛犬が「着やすいなあ。」と感じてくれたと思うとホッとします。当然ですが犬は人とは会話をする事ができません。でも不思議なものでいつも一緒にいる飼い主さんには愛犬が何を言いたいのか、逆に愛犬も飼い主が何を言っているのかわかるようになってきます。時にはわかるようになった気がしただけで愛犬に噛まれる人もいるようですが、それは稀な出来事で、ほとんどの飼い主さんは愛犬の気持ちを理解しています。だからrumelさんからメッセージは、rumelさんの愛犬からのメッセージでもあります。そんな風に考えると幸せな気持ちになります。
そして最後に。「Sea Camouflage|裏起毛ボンバーヒートニット(保温)」に頂いたメッセージより
KIKI1218さんより「もう、肌触り最高!! ネックに手を通した瞬間、(*´▽`*)なんだコレ すっごく気持ちイイ。カラーもいい感じのカモフラ。ロングネックにして、正解でした。 早く、みんなに見てもらいたいです。 採寸に行って、ホントよかった。 よっちゃん ありがとう。」
先日「フィッテングセッション」に来ていただいたKIKI1218さんからです。このお洋服は「フィッテングセッション」前にご注文をいただいていたお洋服ですが、折角、「フィッテングセッション」に来て頂いたので、デザインのカスタマイズと、サイズを採寸したサイズに調整してお届けしました。そう言えば「フィッテングセッション」時の写真をまで整理していない。。。気長に待っててください、たぶん年内には整理すると想います。たぶん。。。なにより淡路島まで来て頂けたので、KIKI1218さんの好みや、実際に愛犬のKIKI♡に会えて、よりお洋服作りに生かせる事が増えました。
まだまだご紹介したいメッセージは沢山あります。寿美子さん、るみせんしぇい、NANAさん、さっちゃん・・・書いているとキリがないぐらいに沢山の方からのメッセージがあります。皆さんいつも優しく心温まる丁寧なメッセージをありがとうございます。ふとした時に頂いたメッセージを読んで助けられたり、励まされたり、気持ちを改めさせたりしています。そしてショップのレビューは次にお洋服を購入する人への置きお土産でもあるなあと感じる事があります。実際に購入した人が、そのお洋服を手にし愛犬に着せて感じた事は、俺たちがああだこうだ言うよりも、これからお洋服選ぶ方にとっては参考になると想います。
だから時には、俺たちにとって隠したいメッセージもありますがそれも大切な皆さんからの声がと考えていますのでそのまま掲載しています。以前にこんなメッセージも頂いています「初日にガッカリ」「ガッカリ取り消し」このようなメッセージは実はモノづくりとってとても大切で無視できないメッセージです。この方が単にARATA HOUSEの服が嫌いなだけならメッセージを入れないと思いますし、こちらからの要望にも対応をして頂けないと想います。結果的に色々と手間がかかるにも関わらず対応して頂けたのは、もっと服作りを学んだらもっと良いものが作れますと伝えてくれたのだと今でも考えています。
この他にもダメな服はいくつもあります。過去のブログを読んで頂けると書いています。例えばこちら「お客様からのメッセージ」です。ありがたい事にARATA HOUSEを好きでいてくれる皆さんはダメな所と同時に、その解決方法を教えてくれる方がほとんどです。こんな時によく「??」となるのですが、そんなに服作りに詳しいのならご自身で製作すれば良いじゃんと思ったりする事も。でもそこには目には見えないモノづくりの深い意味があると勝手に解釈しています。こう書くと意味深なのでちゃんと書くと「よっちゃんの作る服、好きだよ!私の愛犬にも着せたい♡」と感じてくれているのでしょう。
1つ1つ大切にしなきゃと改めて想う時間
皆さんから頂くメッセージの中には「服を着ていたお陰で怪我や、体調悪化にならずにすんだ。」と言うものもあります。お洋服はオシャレや、可愛さを表現する事が多いですが、怪我や病気から愛犬を守ると言う一面もあります。だからこそ、よっちゃんは一見、服作りとは関係無さそうな「ペット看護士(犬・猫の特徴、性格、健康管理、応急処置、食事療法、しつけなど専門的な知識を深める事ができる)」の勉強をしより本当の意味で「犬にとって着心地がいい服」とはどんな服なのかを日々、探しているのかも知れません。
人と犬が同じ環境の中で暮らす今の時代、こんな事をうだうだ早朝から書く犬服屋がいるのも平和な証拠です。
そろそろ行列に並びに行かないと。
今日は日曜日。朝から行列が出来る場所に、行列に並ぶ事が大の苦手で、行列を批判している俺が行く。この行列にはときどきとんでもない価値があるので、ときどき行く。今の時期には想像以上の価値があるかも。これも淡路島暮らしの楽さ。いい成果をGTEしたらまたブログに書こうかと。では行ってきます。