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ARATA HOUSEの犬服とは
昨年の12月初め頃から2016年になって初めて発表する新作の犬服を考えていました。色々な生地屋さんを回りながら、色々なデザインを考えました。でも考えれば考えるほどに色のバランスもデザインも複雑になり、時間をおいて見直すととてもお洒落とは思えないお洋服になっていました。私たちはどんな服を作り続けたいのだろう?と考えてみるといつも3つの事が浮かんできます。それはこの3つ。
- シンプルで着心地がいい
- Buono!に着せたいと想える
- 80才のよっちゃんが製作する服
それぞれの想いは以前の記事に書いていますので読んでください。
- 犬服を作るということ「ぼく がんばったのに はんばい しないの?」
- 愛犬イタグレBuono!の「2才の誕生日」に感じた、少しの葛藤と、大っきな喜び。
そして2016年初めて作る新作もこの3つにこだわる事にしました。それがやっぱり私たち夫婦が可愛い、お洒落と想えるお洋服だからです。もう1つ付け加えるなら「お洋服が犬本来の素晴らしい姿を邪魔してはいけない」と想います。我が家のイタグレBuono!はちょうど良い気候ならお洋服は着ていません。
シンプルな中にも優しさを
ただシンプルというだけでは私たちらしくありません。全てのデザインで首元に紐を入れています。紐は少し長めしていますので愛犬の動きや、風で紐も動きます。ささやかなアクセントですがこれが愛犬の表情をかっこよくも、可愛くも見せてくれます。そして「PASTEL FLOWER SEASON」はお花の色をモチーフにした可愛らしい言葉をそえています。
- ラベンダー/幸せがくる
- チェリー/小さな恋人
- アガパンサス/愛の始まり
服を着る。それは飼い主さんが愛犬に何かを伝えたかったり、愛犬に何かを伝えて欲しい時に着せることもあります。「寒いからお洋服着る?」「お腹冷えるからお洋服着ようね。」「今日はお出かけだからお洒落しようね」は飼い主さんと犬との想いのやりとりです。
お花は不思議な魅力があります。私は花のことは詳しくないですが花が好きです。だから生地にではではなく、お洋服の名前、カラーにお花の名前をつけて、その優しくかわいい花言葉もこのお洋服のデザインとしました。
シンプルな服は場所を選ばない
青い空、青い海を背景に撮影をしました。でもこの洋服の素晴らしいところは背景が変わっても格好良さも、可愛さが続きます。Buono!が着ている「ラベンダー/幸せがくる」で背景を淡い白い壁でも撮影してみました。
同じ日に、同じお洋服で撮影しているのにBuono!が全く違った雰囲気に見えます。お洒落とはお洋服ばかりに頼るのではなく、その場所、その時、その気候といかに仲良くなると言うことなのかも知れません。
01 ラベンダー/幸せがくる
02 チェリー/小さな恋人
03 アガパンサス/愛の始まり
終わりに
「アガパンサス」と言う花の名前を知っている人は少ないだろうなあ、と想いながらこの名前をつけました。以前、Buono!と散歩をしていて綺麗な花だなあと思い写真を撮ってインスタに UPしたら「アガパンサス」と教えてくれた人がいました。不思議なもので名前を知ると、知らなかった頃よりもその花に興味を持ち、好きになります。例えるなら恋愛の始まりみたいな感じでしょうか。