今日も「ゆっくりで大丈夫」の言葉に助けられて

嬉しいこと

10月に入って急に寒くなった。寒くなると依頼がとっても増えるこれとっても嬉しいこと。慣れた人は9月頃から依頼をして、時間のゆとりを確保してくれる。

けどみんながそんな準備万端にことを進めれるわけでもなく。お腹がいっぱいなのにご飯の準備をする人は少ない。トイレットペーパーがまだあるのに新しいトイレットペーパーを買う人も少ない。体感をしてとか、目に見えて初めて行動を始める、人間なんてだいたいそんな感じの生き物だと思う。わたしもそんな生き物の一人。

日本全国少しの違いはあるもののほぼ同じタイミングで寒くなる。そして同じような緯度にある国もほぼ同じようなタイミング寒くなる。当然、人と一緒に暮らす犬にとっても寒さを感じる季節となる。

そこで必要なのは人も犬も暖かい服。ここで私たちの出番。10月頃から寒い季節に合う暖かいお洋服を準備してこの日を心待ちにしている。嬉しいことに、毎日、全国から多くの依頼が入ってくる。沖縄から北海道まで、1年ぶりの人、2年ぶりの人、初めての人。男の人、女の人。20代の人、60代の人。

みんなの犬に飼い主が思う理想的なお洋服を届けたい。と考えメールやLINE、SNSでデザインやサイズ調整の打ち合わせを繰り返しては、伝票にメモをとり製作にとりかかる。そうしている間にも新たな依頼や問い合わが入ってくる。

嬉しいことなのに、だんだんと

依頼は嬉しいことのはずなのに日ごとに時間に追われてくる。年末までのスケージュールが埋まってくる、スケジュールが埋まることは嬉しいことなのに、だんだんとプレッシャーを感じようようになってきた。

年内にはなんとかお届けをしたい。でも中途半端な商品をお送りすることは出来ない、依頼内容に違和感があれば聞かずにはいられない、そのまま無視して製作することも出来るけど、そんな事はわたしの心が許さない。時間がない、あっと言うまに夜になる。

年内に発送ができなかったらどうしよう？少しの不安がよぎる。

嬉しいことは、つづく

そんな時に「ゆっくりで大丈夫」とLINEのやり取り最後を締めくくってくれる人が一人、また一人と現れた。わたしの不安がだんだん消えていく。

不安が消えたスペースには「一着一着想いを込めて」と言う皆さんの犬に対する気持ちがいる。

ゆっくりで大丈夫の言葉に助けられて

このブログはよっちゃんの気持ちをしんちゃんが感じ取って書いています。いまこの時間もよっちゃんは工房で皆さんの愛犬のお洋服と向き合っています。時間がない時に「急いで」と言われると、普段しないミスをしたり、失敗をしやすくなります。期限がギリギリとわかっている時こそ「ゆっくり」の言葉に心にゆとりが出来て良い結果が生まれやすくなります。