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犬服の首元の紐の加工方法|紐の先に刺繍糸でデザインする|犬服の作り方

犬服の首元の紐の加工方法|紐の先に刺繍糸でデザインする|犬服の作り方

この記事を読んで出来ること

ネックデザインの生地カット方法や縫い方、紐デザインの加工方法などが学べます。デザインの仕上げ方は色々あります。紐デザインもその中の一つです。ちょっと他のお洋服と違いを出したい時などにも使えるデザインかと思います。

製作時間

30分以下

準備や片付け時間を除く

犬服ハンドメイド教室|ARATA HOUSEミシン部

この犬服の作り方の記事は「犬服作りを通して愛犬との暮らしを豊かに」をコンセプトに初心者から始める犬服作りや、犬服ショップ運営のノウハウなどをARATA HOUSEミシン部がお伝えしています。ARATA HOUSEミシン部は犬服・犬寝袋の通販 ARATA HOUSEが運営しています。

犬服の作り方|ARATA HOUSEミシン部犬服の作り方|ARATA HOUSEミシン部

紐の先に刺繍糸でデザインをしている犬服

ARATA HOUSEで販売している犬服で首元の紐の加工方法|紐の先に刺繍糸でデザインするを利用している犬服をご紹介します。

犬服の首元の紐の加工方法に必要な材料

犬服屋が実際に使っているミシン、裁縫道具(針、糸、ハサミ)、型紙、生地、アイロン、掃除機などをご紹介します。YouTubeでは実際のアイテムをお見せしながら使い方などを説明しています。

【2021年最新版】犬服作りに必要な道具|ミシン・裁縫道具・型紙【2023年最新版】犬服作りに必要な道具|ミシン・裁縫道具・型紙

犬服の首元の紐の加工方法の手順

❶生地カット

生地を希望の首まわりサイズ、希望の長さにカットします。縫い代もお忘れなく。

長さは犬種により異なります。

犬服の首元の紐の加工方法|紐の先に刺繍糸でデザインする|犬服の作り方
イラストA
  • 首周り26センチ
  • 長さ5センチのネックデザイン(リブ2.5㎝含む)
  • リブ部分に紐デザインをする

トレーナー生地(横27cm長さ4.5cmにカット)

生地を半分に折りたたみ26cmの半分13cm+縫い代を1cm足すので14cmの幅に印をつけます。そこから長さ5cmネックのリブの長さ引いて2.5cm、リブを縫い合わせる際の縫い代を+1cm、胴体側に取り付ける際の縫い代を+1cmするので結果4.5cmの長さにカットします。

リブ生地(横26cm長さ7cmにカット)

二重になる仕上がりにするので(紐を中に通す袋状になります)「トレーナー生地(横27cm長さ4.5cmにカット)」同様にリブを半分に折りたたみ26cmの半分13cmに印をつけます。

リブは伸縮性が高い為首まわり完成サイズよりも-1cmの25cm+縫い代1cmで生地カットします。完成時にリブが二重になるように高さは2.5cm仕上げ分+縫い代1cmは3.5cm+折り返す分で合計7cmでカットします。

❷アイロンで型をつける

リブは二重になる仕上がりにするので長さ7cmでカットしたのを3.5cmの所で半分に折りたたみアイロンで折り目をつけます。

❸穴を開ける所に印をつける

犬服の首元の紐の加工方法|紐の先に刺繍糸でデザインする|犬服の作り方
イラストB-1
犬服の首元の紐の加工方法|紐の先に刺繍糸でデザインする|犬服の作り方
イラストB-2

リブを輪っかにした時の縫い合わせたラインが正面にくる様にします。

縫い目を正面に持ってくるのはネック立ち上げがある場合です。デザイン状、縫い目をサイドに持ってくる場合もございます

正面に紐を通すリード穴を開けたいので、縫い合わさる生地の端から縫い代分1cm内側+空間0.5mmの合計1.5cmの位置とトレーナー生地を縫い合わせる側から縫い代1cm+空間0.5mmの合計1.5cm上がった所の交わる位置に印をつけます。

この印が、穴を開けるスタートポイントになります。チャコペンでしっかり印を付けておきましょう。同じ様に反対側にも印を付けましょう。

❹リブに紐を通す為のボタンホールをあける

ボタンホールアタッチメント調整

ボタンホールアタッチメントで穴のサイズを調整できますので1cm程にセットしてください。

スタートポイントを合わせる

アタッチメントに縫い始めポイントが赤い印があると思います。そのスタートラインと「❸穴を開ける所に印をつける」で印を付けたスタートポイントを合わせます。

待ち針で固定する

生地をセットする前に、リブの裏側に接着芯、当て布(当て布が一番下になります)と言う順番に生地を当てて待ち針で固定しておきます。

当て布と接着芯でボタンホールが波打ちにくく、負荷がかかる部分なので少しでも丈夫にする為にしています。

縫い始める

印を付けたスタートポイントを合わせ縫い模様もボタンホール用にセットして縫い始めます。

途中下糸などがなくなって一度でもアタッチメントを上げてしまったら、同じ部分から縫い始めることができないので、縫い始める前に十分縫い糸が足りているかを確認してからにしましょう。

リーパーで穴を開ける

ボタンホールを縫い終わったら、リーパーで穴を開けます。ボタンホールの上と下に待ち針を刺し、リッパーで下の待ち針の所から突き刺して勢いよく(程々にです)上の待ち針に向かって生地を切り裂きます。

待ち針があることによりそれ以上リッパーが勢いよく生地や糸をカットしてしまうことを防ぎます。

縫い糸を綺麗にカットする

裏返して、当て布と接着芯と縫い糸を綺麗にカットして処理をします。

❺トレーナー生地とリブ生地を筒状になる様に縫う

ほつれ止めをする(ふちかがり縫い/たち目かがり)

生地の端っこより内側0.8mmほどの所を縫います。希望完成サイズ26cmになる様に縫えたかを測ります。

三重縫いで縫う

ほつれ止めが首まわりが26.0cmになる様に縫えていたのであれば、ほつれ止めのラインすぐ横を三重縫い(伸縮強化縫い)で縫います。リブを縫う際は直線縫いでも大丈夫です。

綺麗に処理する

ほつれ止めからはみ出てる余分な生地はカットして綺麗に処理しておきます

❻トレーナー生地とリブ生地を縫い合わせる

リブは折りたたみ輪っかにする

リブは折りたたみ輪っかにする為に縫い合わせた縫い代部分を互い違いに重ね合わせてずれない様に待ち針で止めます

トレーナー生地を輪っかにする

トレーナー生地を輪っかにする為に縫い合わせた縫い代部分をリブの互い違いの続きで互い違いになる様に重ね合わせます

しっかり待ち針で止める

トレーナ生地とリブ生地の縫い合わせラインが綺麗に揃う様にしっかり待ち針で止めてあとは縫いやすい様に均等に待ち針で止めておきます。

一周縫う

直線縫いで生地の端から0.8mmから1.0cmほどの所を一周縫います。そのまま、ほつれ止めもしくはジグザク縫いで一周縫います。

三重縫いで縫い代を固定する

リブを起こしてトレーナー側に縫い代が寝る様にして表より三重縫いで縫い代を固定すると共に表から見た時のデザインとなる様に縫います。

綺麗に処理する

ほつれ止めからはみ出てる余分な生地はカットして綺麗に処理しておきます。

❼紐を通す

紐通しで紐を通す

紐通しで紐を通します。

紐の長さは好みですが、首まわり26cm+表に垂れる長さ5cm+折り曲げデザイン分5cm×2 合計46cm使用します

紐先を1.5cm折り返す

犬服の首元の紐の加工方法|紐の先に刺繍糸でデザインする|犬服の作り方
イラストC

紐先を1.5cm折り返します。さらに1.5cm折り返します。イラストC

グルグルと紐に巻きつける

犬服の首元の紐の加工方法|紐の先に刺繍糸でデザインする|犬服の作り方
イラストD

紐先が3重に重なった部分の真ん中の折り返した紐の内側からまず1色目の刺繍糸を出してグルグルと紐に巻きつけて行きます。イラストD

所々紐に潜らせて刺繍糸が解けにくくしておきます

同じく残り半分2色目の刺繍糸を紐の内側から出してグルグルと紐に巻きつけて行きます。最後は、固結びをしてグルグルした紐の中を潜らせ反対が刺繍糸を出して、玉結びを紐の中に納めて、反対側に出た刺繍糸はギリギリでカットします。

完成です。

補足|フリンジデザインにしても可愛い

着用時、紐が長すぎると揺れる紐が気になりいたずらするケースがありますのでデザインする紐の長さはそれぞれの愛犬に合った長さでデザインしましょう。紐の先のデザインは、刺繍糸を使わず一つ結びをして目打ちで紐先を解いてフリンジデザインにしても可愛いです。

犬服の作り方ライブに向けての下書き

「犬服の首元の紐の加工方法|紐の先に刺繍糸でデザインする」のyoutube動画

犬服の作り方をYouTubeのARATA HOUSEにアップしています。動画ではブログに書ききれない事をお話をしています。

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